“劇場”からみる共生社会 ―広場としての文化施設

神奈川芸術プレス、
リニューアル

今号よりリニューアルした本誌。
発行が年2回となり、構成やデザインが新しくなりました。

大きく変わった点が2つあります。

  1. 「特集テーマ」をひもとく読み物を中心とした広報誌に。
  2. 神奈川芸術文化財団の事業紹介にとどまらない「ひと」や「こと」も取り上げる。

わたしたちが目指すのは、
県域の、そして国内外の芸術文化状況を知り、
テーマに連動した新たな視点を見いだすことのできる広報誌です。

情報が行き交い、
立ち止まって考えることが難しくなっている世の中で、
考えるきっかけとなる言葉を編んでいきたいと思っています。

(公財)神奈川芸術文化財団が掲げる4つのミッション

神奈川芸術文化財団の理念は、
芸術文化の力で人々の心を豊かにし、幸福な社会を目指すこと。

3つの文化施設(県民ホール・KAAT・音楽堂)は、
右の4つのミッションにもとづいて管理・運営されています。

当財団は多様な人たちに開かれた文化施設を目指しています。

いま考える共生社会

劇場・音楽堂や美術館、映画館などの文化施設は、多様な人たちが集まり、関わり合うことができる場です。新型コロナウイルス感染症(以下、新型コロナ)感染拡大の状況下では、これらの場に足を運ぶことが難しくなったため、その役割をより強く感じる機会が増えたのではないでしょうか。


リニューアル初号の特集では、これらの文化施設を誰もが集える“広場”として捉え、県域の様々な取り組みや、神奈川県にゆかりのある方々の表現を紹介します。

神奈川県では2016年の「ともに生きる社会かながわ憲章」策定後、共生社会の実現に向けた事業に積極的に取り組んでいます。また2021年度は東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が開催され、県内でも活躍する文化人が多く関わったパラリンピックの開閉会式は話題を呼びました。

「“劇場”からみる共生社会―広場としての文化施設」をテーマに、これらの時事的な状況も反映した複数の切り口でお届けします。

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